竹島一騎さんからの質問
魔法の設定
え〜、ファンタジーノベルを書かれている方々に質問したいのですが。
皆さんの作品には魔法、もしくはそれに類する物はでてきますか。
もし出てくるとすれば、それを構成する要素は何でしょう? 大抵は人間の精神力を何らかの形で昇華させた物が魔法であると思います。
そこで、皆さんはその『魔法』と呼ばれる現象はどのような理由で発現し、
またどのような作りとなっているのでしょうか?
私の場合はその世界に生息する粒子生物の特性を利用した魔術構想がモトとなっております。
皆さんが魔法の構想をどういった視点で立てられていられるか、良ければ聞かせて下さい。
余談ですが、いま非常に眠たいです…(笑)。
緑さんからの意見
ファンタジーでメジャーな四大元素をベースにしてます。
術者本人の魔力【オド】に、四種類の自然界の魔力【マナ】を掛け合わせて魔法を発動します。< br/> 時には数種類のマナを用いた複合魔法や、術者の魔力のみで発動する物もあります。
オドが強いと強力な魔法、マナの扱いに長けていると色んな魔法が使えます。
メジャーなんで受け入れられ易いですが、被り易いのが難点です。
雷さんからの意見
魔法……大好きです(笑)。
僕が描く魔法は、魔力と分子の「振動」を核にしています。
分子は、おのおの一定の間隔で振動しています。
魔法の発動とは、魔力の振動数と分子の振動数を同化させ、そうして物質を自在に操ることです。
たとえば火炎の魔法は、空気分子の振動数と魔力の振動数をいったん同化させたあと
魔力の振動数を調節し、空気分子を激しく振動させて熱を発生させます。
防御魔法は� �敵の魔力を、逆位相で振動する魔力で打ち消します。
回復魔法は、人体に振動を与えることで物質や細胞の動きを活発にします。
呪文を唱えるのは、声によって音を振動させ、その振動数と魔力の振動数を同化させるためです。
術者の声が、いわゆる音叉の役目を果たすんですね。
そうして魔力を術者の支配下において、そのうえで分子を操作します。
卓越した術者になれば、詠唱しないまま魔力の振動数を調節することもできます。
絶対音感に近いものが身についているからです。
この設定を活かすため、僕の物語世界では重力子や光子の存在を想定しています。
魔法が分子――つまり世界を構成する「粒子」を操作する術だからです。
ただし、魔力が、術者の発する「振動」� ��のものなのか、
それとも振動を伝える特殊な「粒子」なのかははっきりさせていません。
ていうか、こんな設定を物語内で披露することはありませんし、
細かいところをつめすぎると作者自身を縛ってしまうんで、
あえてあいまいな部分を残しているだけなんですけどね。
戌子さんからの意見
はじめまして、戌子といいます。
魔法、いいですね。私の考える話は魔術物の現代ファンタジーばかりなので、
その設定を考えるのは結構好きです。
いくつか魔術の設定は考えているのですが、
そのなかで皆さんの意見とかぶらなそうなものを書こうと思います。
まず、魔力ですが。この設定では魔力は現実を溶解させる毒素となっています。生成方法ですが、
たとえば、化学合成細菌である硝酸菌は、亜硝酸と酸素をたして硝酸塩と化学エネルギーを造ります。
しかし、硝酸菌はこの化学反応で硝酸塩を作りたいわけではありません。
生命活動に必要な化学エネルギーを取り出すためにこの反応をするのであって、
硝酸塩はいわばいらないものです(何かに使うのですが、そこは割愛)。
つまり、この化学反応の化学エネルギーが生命エネルギー。硝酸塩が魔力です。
この魔力は通常体外に放出されるが、それが出来ない欠陥品達が魔術師であり、どうたらこうたら。
世界の体内といえる場所に私たちは住んでいるのですから、
魔術の使用はその体内を侵す毒素や病原菌のようなもの。
それを食い止める免疫反応などが起きて、なんたらこ� �たら。
魔力は指向性を持たすことによって始めて、毒素としての働きを持ち、
術者の幻想である仮想物質を、現実への干渉で物理法則に影響を与えて具現化する。
しかし、上の免疫の理由からすぐに消える。みたいな設定です。
やや有名作品に出てくる"抑止力"などと被っているので検討中ですが。
なんか解りづらい文章ですいません。
色々な人の魔術の設定が読めることを期待しつつ、TSUTAYAへ行ってきます。
それでは失礼します。
蒼い人さんからの意見
久し振りに来てみたらこんな良スレが。
折角だから、自分の考えも整理する意味で書き連ねてみたいと思います。
今関わっている作品世界のものであれば、やっぱり「マナ」の行使で� �かね。
マナによって起こす人為的奇跡、これを基本的に魔法、
個人による世の理への干渉、己が意を通す為の立法とします。
魔術は技術的・科学的側面からマナを扱う手段で、万人向けに簡略化されたものです。
実際の行使はFateと同じようなものですかねぇ。
要は心象にあるものをマナをもってして外部世界にて具現化させる。
その為には、「回線」とも呼ぶべき素質が必要になる。
マジックアイテム扱いになるのが「術具」で、
これは人工的に観念を作成するプログラムを走らせるソフトとハードが一体化したもの。
これによって生成された観念が、使用者を媒介として魔術を行使させる。
術具がある場合、無しで魔術を放つよりも信頼性が高く、詠唱も不要。但� �、どちらとも要集中。
以上から、魔術行使に伴う疲労は外部へ出せるくらいに強力な観念の形成と、
その往来を可能にする「門」の形成の二つ。
よって強力な魔術ほど疲労も高い。これをある程度解消させるのが、「魔法陣」の構築。
これによって行程の一時的保存や、小規模魔術のストックを実現させる。
一番問題なのが、マナの発生理由。
私の場合、これを「結晶化し、世界中に霧散した人間の意志だから」としました。
強力なエネルギーを得る為の実験の失敗、その副産物という背景を置いています。
そうなると、魔術使いは恐山のイタコさん的な意味合いが深まってきます。
魔術で我を通す為に、「有象無象の人の遺志」というフィルターを交信しなければならないからで� �。
ここで、魔術行使のデメリットも作成できます。
過度の「交信」による精神崩壊、自らもマナの一部となる自滅などです。
しかしながら、単なる術具使いと、魔術師には大きな差が生じる。
先述の通り、魔術とは我を通すが為の手段という定義です。
術具の単純使用は、生成される観念をそのまま利用するだけ。
プロフェッショナルの場合、より強力に意志を伝達できる。
その成果としては、いわゆるプログラムの改変だったり、オリジナル魔術の作成となる。
私では、こんな感じですね。
最近は以上の基礎設定から『魔法先生ネギま!』における「武装解除」の再現を考えています。
剣を振るって生じる空気の流れを操作して、一刀のみで相手を傷つけず、
その着衣や 得物のみを破砕し、吹き飛ばすとか。
足羽和賀未さんからの意見
初めまして、足羽和賀未と申します。
魔法という単語に惹かれて現れました。
自分は現代ファンタジーを中心に書いていて、『魔法』ではなく『具象』という、呼称で設定を作りました。
設定は
『源案』と呼ばれる欠片に術者がイメージを注ぐと、その通りの事象として顕現される、です。
『源案』には刃、杯などの『素材系』。
火、水などの『元素系』。
森、塔などの『領域系』
補食者、破壊者などの『権化系』の四種類があり、
それを三つもしくは四つの組み合わせでイメージを事象化します。
例えば、火と刃を組み合わせ『燃える剣』や『火傷を負わす斬撃』というイメージを行えば、
その通りの事象が発現するという感じです。
体質や血筋というのは関係せず、具象を知り、源案を持ってさえいれば、
具象を否定しないかぎり誰でも発現できます。
と、こんな感じです。
お役に立てたことを祈りつつ、では失礼します。
クロウドさんからの意見
春風邪ダウンのクロウドです。
さて、質問の回答ですが、私の場合、何のひねりもなく、プラトン哲学がベースになっております。
真実在(イデア)のたがを緩める事で万物を構成する不確定素材(ヒェレ)を解放し、
可能態(デュナミス)を呼び覚ます……
ちょっと説明すると、世界は不確定素材が真実在をもって観測される事で成立している、
という考え方で、現実態(エネルゲイ� �)をヒェレに可能な限り戻す事で、
ヒェレの持つ様々な可能態を選択出来るようにしょうとするのが魔法と。
真実在と現実態は裁定者が定めるもので、それを認識する観測者が居て成立するので、
現在の裁定者はニュートンやアインシュタインなど科学者であるために、
今の時代に魔法使いは居ないことになっています。
よって、魔法使いの後継者たちが、新たな裁定者を作り出そうとして暗闘している……
という話を書いております。
えー、これだけ書いても脳が耳からこぼれそうです。
一月から書き始めて現時点で百ページな理由もわかります。(苦笑)
考え過ぎでしょうか?
では、駄文で失礼しました。
Dioさんからの意見
初めまして、Dioと申し� �す
春風邪って案外厄介なので皆さんもお気をつけくださいねー
さて、魔法ですか・・・
自分が今書いている小説では、『魔法』ではなく『魔術』となっておりますが、
それでもよければお読みください
最初に、主人公たちの世界は、『一本の大樹』によって支えられていると定義されています。
とはいっても、
『世界を構成する根幹は木の根や枝のように枝分かれして、それぞれの役割を果たしている』
といった意味です
次に、その根幹へ『魔奏珠』と呼ばれる宝玉の形をした道具を使って『接続』し、
例えば『全ての自然現象を司る場所』と呼ばれる『枝』から
一部の自然現象(雷など)を少しだけ借り受け、『声』を触媒として現実世界に引きずり出して、 術者の魔力によって『威力・放つ方向』などを決めて発動します
ちなみに、引きずり出された自然現象は全て
『読めない文字が真ん中に挟まった帯』と言う形で世界に現われます
また、魔力と魔奏珠さえ持っていれば誰でも発現できます。
なんというか、すっごく分かりにくいですよね
分かりやすく言えばスレイヤーズ+オーフェン+ウィザーズブレイン÷2って感じです(笑
まあ、自分のはこんな感じです。
皆さんの魔法理論よりも劣っていますが、参考になるようなら幸いです。
Dr.ウニボンさんからの意見
魔法ですか……。
取り敢えず、SFもファンタジーもロボットも魔法生物もやりたいなー、
という欲望のままに設定を練り上げた結果誕生したのが下記で す。
魔力:
厳密に言えば非常に特殊な電磁波。
この電磁波は強いエネルギーを保有しているが、生物の脳波によってその性質を変えてしまう。
すなわち、「火が燃えている」というイメージを強く抱いた場合、魔力が「火」になって「燃える」
(ただし、この場合の「火」は科学でいうところの「燃焼反応」ではない為、
水中でも酸素がなくても「燃える」。)
魔法:
「火が燃えている」というイメージを他のものに押し付けた結果、
本当に「燃焼反応」を起こしたものが『魔法』。
つまり、ただの特殊なエネルギーである魔力が現象になったもの、
あるいは魔力によって発動する現象を魔法という。
尚、想像力=魔法力(個人が持つ魔力を増幅させる能力)� �はありません。
例えば「火が燃えている」のをただ想像するのと
「火というのは〜〜であり、燃焼反応とはすなわち激しい酸化現象で〜〜。
故に○○は燃えるときに△△という燃え方をする筈だ」とシュミレートするのでは全然違います。
魔法や魔法力は後者に近く、魔法が上手という事は物事の本質を見抜く力がある、
という意味でもあります(魔法使いに賢者や天才、学者(マッド含む)が多いのはその為)。
よって、物凄く賢いけど深海に引き篭もっている人魚は「火」を実際に見たことが無ければ、
いくら「火」についての書物を読み漁ろうとも「火」の魔法はまず使えません。
同様に砂漠に住むリザードマンは海で起きる「津波」なんて魔法で起こせませんし
(砂津波なら� ��能でしょうけど)、凄い回復魔法が使えても
「病気ってどんな風にしたら治るんだろう」「骨折って何?」「肝臓? どこにあるんだ?」
という調子では役に立ちません(なので、回復魔法があっても医者という職業がちゃんとあります)。
逆にいうと、なかなかお目にかかれない大規模な現象はそのまま大規模魔法になるのです。
(例:隕石が落ちてくる、火山が噴火する等)
術式や呪文は、そのイメージ……
というかシュミレーションをより正確に行う為の準備みたいなものです。
脳内でただ考えるよりも、実際に口にだしてみたほうがより正確にシュミレートできたり、
図や絵や式を描いたほうが良いのと同じです。
また、電化製品は魔法を食らうとスグにご臨終します。元は強力な電磁波なんですから当然です。
逆にいえば、「普通の電磁波」でも魔法や魔力に影響を与えます。
…� �と、いうワケで、遠い未来の我らが子孫たる地球人は異世界の魔法に対抗する為、
強烈な電磁波を垂れ流して魔法を撹乱したり(勿論、人体にも影響あり)、
電磁波を吸収する素材で部屋を作って(魔法が使い難くなります)魔法使いはそこに隔離したり、
防御魔法に無理矢理強力な磁場を作って無効化したりしています(研究段階のもありますが)。
鳥ノ木さんからの意見
マナ=万物に宿る力
オド=個人の中に秘める力
ですかな?
もっと細かく説明できますが、少なくとも私は簡単にこう割り切ってます。
私の世界では、オドを使い終わったらマナを取り入れて使うって設定です。
つまりオドの要領を増やせば、魔法はより巨大な力を溜めてドンッと出せる訳� �す。
別に闘気も出す予定ですが。
精霊が登場するので、魔法はそいつらの力と引き換えに、そのマナ(オド)を与えることで使える力です。
矛盾してる点がありますが説明がメンドイので。
すみません。