Make Shift (仮 映画 あ
本日のレンタルBlu-rayは「狼、だ〜れだ?!」
「赤ずきん」(初見)
2011年 1:20 15〜26Mb/s(AVC) 3.4〜4.7Mbps(DTS-HD Master Audio 5.1ch)
忘れないウチに観ておこうと、久しぶりにレンタル。
内容的な雰囲気がモロ好みだったが、
最近セルBDは地雷ばかりなので、ここはひとつ慎重にレンタル→気に入れば購入で。
内容はグリム童話の「赤ずきん」を描いたファンタジー・サスペンス。
あの有名な童話「赤ずきん」をモチーフに、
「ヴィレッジ」の雰囲気に、「トワイライト〜初恋〜」仕立てにして、
ちょっぴり「ウルフマン」を振り掛けたような内容。
狼男(犯人)を推理サスペンスしつつ、
傍らで赤ずきんをめぐる三角関係ラブロマンス。
どちらもやり過ぎずほど良い程度に留めているが、
裏を返せばスタジオセット撮影やCG同様、ショボもとい、こじんまりとした出来。
特に狼男のCGは 手抜き感たっぷりで、
変身シーンすら見せてくれないw
「狼男だれだ?」も、これ見よがしなある部分の説明に気付けば、
自然と予想できてしまえるものだろう。
ただ狼男が分かったからと言って面白さを削ぐほどではないが、
逆に予想が外れたからといって驚くような真相でも無い。
やはりどちらかと言うと、トワイライト的なスィーツ(笑)で、
赤ずきんをめぐって若い二人が争う、どっち派?みたいな若い女性向けかも?
その他、あの「どうしておばあさんの目は〜」のくだりや、
三匹の子豚、狼の末路など、
童話を知っているとニンマリするシーンも。
また私的事だが、
たまたま観た「もっと教科書にのせたい!」(TBS)で
紹介されていた拷問器具が劇中に使われており、
なんともタイムリーでしたw>ファラリスの雄牛・ブタ仮面
画質はあまり良くない。
決して甘くは無いのだが、どことなく薄ボンヤリとした画質。
その為、解像度感や精細感度感があまり感じられず、
大袈裟に言えばアプコン映像を見ているような気分に。
何と言うかスッキリしない画質とでも言えば良いだろうか。
またグレインもやや粗めなので、環境によってはジリジリして見えるかも。
多分、チー プなセットやCGを誤魔化す、もとい、
童話の雰囲気作りの為にフィルターを多用したのだろう。
またこの手のジャンルは寒色系の寒々しい色調で支配され勝ちだが、
童話という事もあり?色温度が低めで温か味のある画調。
音質は普通。
やや抜けの悪さを感じるものの、
ロスレス音源としては及第点はクリアしている。
また低音はしっかり入っており、時折鳴るビックリ音は驚く事も。
サラウンド感は上々。
どちらかと言うと前方へ広がる音場だが、
それを邪魔しない程度に自然なサラウンドがなされており、
移動音や効果音などの包囲感も丁寧さを感じる。
若干、定位感に座りの悪さを感じるものの、
気になるほどでもないかも。
グリム童話の「赤ずきん」。
狼誰だ?ゲームと、
トワイライト・スィーツ(笑)の合わせ技。
ゴシック風の雰囲気や疑心暗鬼のサスペンス調など、
童話をベースにした世界感が好きならば。
ただしチープなセット撮影やCGなど、期待ハズレ部分もあり。
赤ずきんをめぐる三角関係にスィーツ(笑)しつつ、
傍らで狼男探しに興じて見るのが正しい見方かも?
ちなみに別エンディングも収録されているが、
ぶっちゃけ、どっちもどっち。
またBD-LIVEのせいか、読み込み時間が凄く長い・・・。
(ウチの環境でワーナータイトルまで1分40秒)
テーマ:Blu-ray Disc - ジャンル:映画
2011.11.18 | Comments(2) | Trackback(0) | 映画 あ
今日のレンタルDVDは
「オール・アバウト・マイ・マザー」(初見)
1998年 1:41 8.10Mb/s 384kbps(DD 5.1ch)
今月も「ブログ DE ロードショー」にお誘い頂きました。
内容は最愛の息子を事故で失ってしまった母親を中心に、
奇妙な人たちの繋がりを描いた群像劇。
冒頭からシリアスで物静かな展開、
出てくる登場人物は、オカマ娼婦、同性愛女優、エイズ修道女。
とにかく取っ付き辛い事この上なかったが、
次第に女性の強さ、優しさ、生き方、
そして何より前向きな姿勢に心惹かれる物を感じました。
何と言うか、他人と助け合い、支えられて生きていける。
逆にそれは他の誰かを助け、支えられる事が出来ると言うこと。
弱いけど強い。強いけど弱い。みたいな?
ゲイだのエイズだの薬物だのと、
スペインのお国柄?的な物が多々あり、
いくつか日本人では理解し難い行動原理があったり、
または重そうな題材とは裏腹に、意外とカラッとした軽いノリで見せてくれるので、
気付いたらハマってた。という事もあるかも。
それとあまり馴染み無く早口調の言葉然り、
展開がやや急ぎ早なのはラテン系だからでしょうか?w
画質はまぁまぁ。
元々の撮影環境のせいもあり、
やや薄暗くノイズ感も多めの映像ながら、
DVDとしてはビットレートは高めで、
エンコードに起因する画質の悪さは殆ど感じられない。
解像度感は年代なり、DVDなりでも、
背景、特に室内の装飾など凝った所が目に� �く。
また時折原色の強い目の醒めるような色使いも印象的。
音質はちょっと厳しい。
一応5.1chも収録されているのだが、殆どモノラルを思わせる音場の狭さ。
試しに日本語吹き替えの2.0chも聞いてみたが、
ほとんど音場が変わらない事に驚いたw
全体的に音が細く軽い。
悪く言ってしまうとチープさを感じる。
特にセリフ周りの歪んだ感じは厳しいかも。
また早口なスペイン語だったり、取っ付き難いクセある人物達など、
オリジナル音声よりも、むしろ吹き替えで観た方が理解し易いかも。
テーマ:★おすすめ映画★ - ジャンル:映画
2011.09.27 | Comments(6) | Trackback(0) | 映画 あ
今日のWOWOWは
「エクソシズム」(初見)
2010年 1:41 HV・AAC 2.0ch(WOWOW)
スペイン産のエクソシスト。
ガチンコ恐怖のREC/レックよりも、どちらかと言えば永遠のこどもたちに近いかも。
内容は悪魔に取り憑かれた少女と、
教会を追われた神父が悪魔祓いに挑むエクソシスト。
スピリチュアルな内容(悪魔憑き?)と、思春期の鬱積(精神疾患?)
どちらとも取れるニュアンスで、胡散臭さが鼻に付かず、
またストーリーもそれを巧く利用した展開になっており、
なかなか唸らせてくれるモノがある。
全体的な流れはエミリー・ローズを思わせるも、
悪魔憑きのショッキング描写はかなり控えめになっており、
そういった物を期待してしまうと非常に淡白に感じる。
逆に言えば悪霊などエクソシスト系が苦手な人でも苦もなく視聴 出来ると思う。
(自傷シーンが多少ある程度)
手持ちカメラによるドキュメンタリー風の撮影がアクセントになっており、
ズームインの多用など画面のブレがやや強いが、
描かれる内容は精神的に追い詰められてゆく少女とその一家の崩壊の様、
そして悪魔払いを引き受けた神父の意図といった、
ちょっとしたサスペンスドラマにも見える。
全体を通して既存のエクソシスト系とはやや毛色が違い、
あくまで人間的なドラマがメインであり、
超常現象や衝撃映像といったものはとにかく薄い。
この点を見誤らない事が重要だろう。